31日に東京・大田区総合体育館で開催されるプロボクシングのトリプル世界戦の調印式と前日計量が30日、都内のホテルで開かれた。

 メインイベントのWBA・IBF世界ライトフライ級王座統一戦に臨むWBA王者田口良一(31=ワタナベ)、IBF王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)が出席。計量では田口が規定体重よりも100グラムアンダーとなる48・8キロ、メリントも200グラム下回る48・7キロでクリアした。

 田口は「やっと(飲料水を)飲めてよかったです。あとはエネルギーを回復させたい。炭水化物を多めに食べたいですね」と安堵(あんど)の笑み。ジムの先輩となる元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏が昨年まで務めてきた年末の「大トリ」役を担うことになり「ホントに信じられない。まさか自分が、という思い。ただ選ばれたからにはまっとうして、勝ちたいと思う」と口元を引き締めていた。