プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、日本記録に並ぶ15連続KO勝利への自信と手応えを口にした。4日に沖縄県立武道館で開催される2度目の防衛戦を控え、2日には那覇市内で2階級制覇王者となる同級9位の挑戦者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と調印式に出席。同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ15連続KO勝ちに王手をかけている比嘉は「KOで勝ちたい。絶対に(15連続KOを)やらないといけない。それがあるから注目されている。KOで勝てば王者として注目されるし。特別な王者として見られる。狙っていきたい」とキッパリと宣言した。

 師匠の具志堅用高会長(62)は81年3月8日、自らがWBA世界ライトフライ級王者として臨んだ14度目の防衛戦以来となる沖縄県での世界戦に感慨深げ。「私の世界戦以来、37年ぶりで、比嘉大吾がボクシングブームを沖縄に持ってきてくれると信じている」と大きな期待を寄せていた。