4日のプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ(沖縄県立武道館)の前日計量が3日、沖縄・那覇市内のホテルで開催された。同級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)は50・8キロのリミット、2階級制覇王者となる挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)は200グラムアンダーの50・6キロで、それぞれ一発クリアした。

 比嘉は師匠の具志堅用高会長(62)から贈られたアイスクリーム、沖縄産の甘酒、スポーツドリンク、スッポンスープなどを次々と摂取し、過酷な減量で疲労した肉体を回復させた。元気が戻った比嘉は「減量があり、ここまで長かった。明日の試合まではすぐなので、しっかり準備して100パーセントのコンディションで勝つだけですね」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。