ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が12日、2度目の防衛戦に向けて神戸市内のホテルで前日計量に臨んだ。13日に神戸市立中央体育館で同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)と対戦。リミット47・6キロに対し、山中は47・5キロ、サルダールは47・4キロで一発クリアとなった。

 経口補水液をゆっくりと飲み、口を開いた山中は「とりあえずこれで、しっかりと試合ができる。少しホッとしました」とニッコリ。MAX62キロだった体重を、約15キロ落としたが「体調はいいです」と、不安はなさそうだ。

 試合前日はこれまで通り母特製の鍋料理、あんこときな粉のおはぎなどを食する予定といい「(3月の初防衛戦の)カジェロス戦より厳しくなると思う。気持ちで負けないようにしたい」と気を引き締めた。

 一方、ピンク髪のサルダールは計量後、ゆで卵、バナナ、チョコレートなどを食べた。ディナーは鶏料理を予定。無事に計量をクリアし「食べられるから幸せだ。明日は必ず勝ちます」とベルト奪取を誓った。