前日本ユース・フェザー級王者溜田剛士(25=大橋)が手痛い黒星を喫した。WBCユース・バンタム級王者で東洋太平洋スーパーバンタム級3位丸田陽七太(21=森岡)とのホープ対決に臨みんだが、5回2分16秒、TKO負けとなった。

身長177センチの丸田に対し、11センチ低い166センチの溜田は踏み込んでのジャブを的確に打ち込んだ。相手の長いリーチをかいくぐり、攻勢に出たが、5回途中、完全にレフェリーのブレークが完全にかかっていない状態で油断し、右アッパーを食らった。無警戒での顔面被弾で大きなダメージを負い、ワンツーの連打でダウンを許した。1度は立ち上がったものの、丸田のラッシュを耐えきれずにレフェリーストップとなった。

「(アッパーのもらった)言い訳はしたくない」と厳しい表情の溜田は「気を抜いた自分がいけないんです。相手が集中力を切らさなかったということです」と肩を落としていた。