国際、新日本、全日本に参戦した元NWA世界ジュニアヘビー級王者レス・ソントンさんが1日(日本時間2日)にカナダで亡くなったと米国複数メディアが3日(同4日)に報じた。84歳だった。

死因は不明。付き添ったテリー夫人が「深い悲しみです。やすらかに天国へ旅立ちました」とコメントを出したという。

英国マンチェスター出身。蛇の穴、ビリー・ライレー・ジムに入門し、57年にデビュー。英国を主戦場に欧州を転戦し、70年11月、国際プロレスで初来日した。

その後、カナダに渡り、北米ヘビー級王座を獲得。74年2月に新日本参戦。70年代後半から米NWAで活躍し、数々の王座を獲得。

80年3月に米オクラホマ地区で、NWA世界ジュニアヘビー級王座を奪取。同年11月の全日本最強タッグリーグ戦に出場した。

81年7月に新日本に参戦。WWFジュニアヘビー級王者藤波辰巳との「NWA対WWF」の王者対決に注目が集まった。

82年4月に王者として来日し新日本で戦い、同年5月に初代タイガー・マスクに敗北し王座陥落。その後、WWF(元WWE)に進出。91年に引退していた。

(デーブ・レイブル通信員)