WWE傘下のNXT大会は14日にWWEネットワークで配信され、「天空の逸女」紫雷イオが4月5日のNXTテイクオーバー大会(米ニューヨーク)で王座に初挑戦することが決まった。

王者シェイナ・ベイズラーがゲスト解説で見守る中、2週間前に決定していたビアンカ・ブレアとの挑戦者決定戦に臨んだ。お互いに挑発しながらヒートアップすると、紫雷は619からスプリングボード式ドロップキック、ダブルニーで波状攻撃を仕掛けた後、コーナートップから逆さづりにされ、ブレアの長く束ねたロングヘアでムチのようにたたかれる反撃を浴びた。

紫雷はコーナートップに上がったブレアを攻撃し、雪崩式フランケンシュタイナーを成功。さらに月面水爆まで繰り出たものの、ブレアの両ひざで迎撃されてしまった。スピアーまで食らってマットに倒れ込むと、突然、解説席から王者ベイズラーの乱入。試合は反則裁定となってしまった。

その後もベイズラーの襲撃が続き、紫雷は場外に追い出され、ブレアも王者必殺のキリフダクラッチ葬。救援に駆け付けた前王者カイリ・セインもキリフダクラッチで失神した。大暴れの王者の背後から紫雷が反撃に出たが、強引なキリフダクラッチで絞め落とされた。暴走したベイズラーは「誰もタイトル挑戦に値しない」と吐き捨てたが、試合後にレッスルマニア35大会直前に開催される4月5日のNXTテイクオーバー大大会で紫雷、ブレア、セインが挑戦者となって王者ベイズラーとの4WAY形式NXT女子王座戦が行われることが発表された。