ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝進出を決めたWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、米国で最も権威ある専門誌「ザ・リング」認定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ランキング)で自己最高の4位に入った。

18日IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とのWBSS準決勝に2回TKOで勝利した後の21日(日本時間22日)までに同誌が最新ランキングを発表。井上はこれまでのPFP自己最高5位から1つランクを上げた。

井上はこの日、自身のツイッターを更新し「やばい!これは凄く名誉ある事だ」とつづった。1位はWBA、WBO世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、2位はWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(米国)、3位はミドル級3団体統一王者サウル・アルバレス(メキシコ)だった。

PFPは異なる階級の選手を体重差がなかったとして比較した場合の最強王者を示す称号。過去にはマイク・タイソン、マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーがPFPの評価を受けた。これまでトップ10入りした日本人は、井上以外では元WBCバンタム級王者山中慎介、元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志がいる。