山本美憂に判定負けした浅倉カンナ(20)は悔し涙が止まらなかった。試合後30分ほどたってインタビューエリアに姿を見せた。両目の腫れを隠すようにキャップを目深にかぶり、質問に対応した。

昨年大みそかにRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで浜崎朱加に敗れて以来の復帰戦だった。「勝てなくて悔しいです。美憂さんと戦えたのはうれしかったけど…」と言うと、タオルで顔を覆った。「小さい頃を思い出して。才能もなくて弱くて、悔しい思いをしてやってきた。またやり直そうと思います」と声を絞り出した。