RPW英国ヘビー級王者棚橋弘至は「15日天下」に終わった。8月31日の英ロンドン大会で下した前王者ザック・セイバーJr.との初防衛戦に臨んだが、26分43秒、グラウンドコブラツイストホールドで3カウントを奪われて王座陥落した。

「悔しい、そして恥だ。別府のみんなに『愛してます』を言いたかった」と悔やんだV1戦は、四つ葉固め、ダルマ式ジャーマンと得意技で攻勢に出たものの、寝技の攻防から関節技を得意とする挑戦者の反撃を許した。腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けられた棚橋は強引にエビ固めでフォールしたが、2カウントで回避された。立ち上がってコブラツイストのかけあいで上回った直後、一瞬の隙を突かれてそのまま丸め込まれ、フォール負けを喫した。

棚橋は「IWGPは1カ月、英国ヘビーも2週間。オレはどういうレスラーになって、どうやって王者になっていくのか分からなくなってきた。ポンコツだっていい、出直します」と言葉を絞り出していた。