ミニマム級で19歳の森且貴(大橋)が、縄井愁(21=ワタナベ)に3-0の判定で勝利した。巧みな試合運びで終始攻め続け、技能賞も獲得。「最初の試合だったから、忘れられているかと思った。何かは取りたかったので、うれしい」と笑顔をみせた。

所属する大橋ジムでは、元3階級制覇王者の八重樫東に数回スパーリングの相手をしてもらったという。経験豊富な八重樫と拳を交え、「考えなくても(接近戦の攻撃が)自然とできるようになった」。さらに、この1カ月はダブル世界戦を控える井上尚弥、拓真兄弟が1週間に1度報道陣に公開したため、「いい緊張感の中でできた」。井上兄弟から直接アドバイスをもらうなど、先輩から刺激を受ける日々を過ごす。

5戦無敗のまま、12月22日に西の王者と全日本新人王を争う。