新日本プロレスの約6カ月ぶりの後楽園ホール大会が行われ、メインの6人タッグ戦では、25日愛知大会のIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠戦で戦う王者EVILと挑戦者でIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(30)が激突した。

EVILは11、12日の大阪大会で内藤哲也率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を脱し、悪の集団バレットクラブに電撃加入。裏切った上で、内藤から2冠を奪取した。この日も非情に元仲間のヒロムを鉄柵にたたきつけ、BUSHIを必殺技EVILで仕留め勝利。試合後はヒロムに対し、「お前のやり方なんてすべてお見通しなんだよ。名古屋の地で、ヒロムを地獄の底に葬ってやるよ」と予告した。

試合後、EVILの仲間ディック東郷にワイヤロープで首を絞められふらふらとなったヒロムは「おもしれえ…。すべてお見通しってわけか。参ったな。隠してもしょうがなねえ。全てを出してやる。お前のダークネス・ワールドをヒロムちゃんワールドにしてやるよ」と2冠戦へ気持ちを高めた。【高場泉穂】