ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が28日(日本時間29日)、10月31日(同11月1日)に米ラスベガスで行われるWBA同級2位ジェーソン・モロニー(オーストラリア)との防衛戦に向け、試合会場のMGMグランド内にある隔離空間“バブル”に入った。

試合が3日後に迫り、井上はラスベガス入り後、拠点としていたホテルから、MGMへと移動。プロモーションのため、MGMリゾーツ社のビル・ホーンバックル社長とも面会した。その後、午後9時には大橋秀行会長(55)をはじめとした井上陣営、井上のアンダーカードに出場する日本スーパーライト級1位の平岡アンディー(24=大橋)らとも合流した。

新型コロナウイルスの感染対策として、全員がそろって渡米後2度目となるPCR検査を受け、検査後は翌朝の結果が出るまで、ホテルの部屋から一歩も出ることができない“隔離”状態となる。

井上は「ホテルを移動することで環境が変わりますがバブルではなるべくリラックスすることに努めたいと思う」とコメントした。

30日には公式会見、31日には前日計量が行われる。

◆テレビ放送 WOWOWは11月1日午前10時半からWOWOWプライムで生中継。