21年1月24日、東京・代々木第1体育館で開催されるK-1年間最大の祭典ケイスフェスタ4大会(日刊スポーツ新聞社後援)に出場するヘビー級の実方宏介(23)が「ビッグネーム食い」に自信を示した。

24日までに所属先の愛知・豊田市の真樹ジムAICHIで公開トレ。ボクシングからK-1に復帰した京太郎(34)とヘビー級3分3回(延長1回)で対戦する。実方は所属ジムでミット打ちを披露し、力強い左ミドルなどを蹴りこんでみせた。

拳を交える京太郎はボクシングのヘビー級で日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィックの3つの王座を獲得し、約10年ぶりに復帰するK-1でも前体制時代にヘビー級王座を獲得している。「自分が小学生だった頃、地上波のゴールデンタイムで放送していた時代のK-1から活躍していた選手。外国人と戦う日本人としてリスペクトしていた」と敬意を表しつつ「ボクはビッグネームの京太郎選手をしっかり倒して、ロエル・マナート選手が持つベルトに挑戦したい」とK-1ヘビー級王座獲得を見据え「大物食い」で大きな弾みをつける構えだ。

また都内で開催された対戦カード発表会見時の京太郎の言動には怒り心頭だ。実方の顔がプリントされたお面や「太り過ぎはダメよ」と記されたTシャツを着用していたことに対し「散々おちょくられて、正直、あれには腹が立った。試合になったらぶっ飛ばす。自分がK-1初参戦で、名前がある京太郎選手がああやって自分の名前を売ってくれたことには『ありがとう』という感じですけど、なめているのも今のうちだぞと思います」と自信をのぞかせていた。