ゴッデス・オブ・スターダム選手権は挑戦者の小波(24)、ビー・プレストリー(24)組が、上谷沙弥、林下詩美組に勝利し、第19代王者となった。

序盤は2人で集中的に上谷の左腕を攻め、ダメージを与え続けた。セコンドに付いた同じユニット「大江戸隊」の鹿島沙希、刀羅ナツコも“参戦”。レフェリーの気を引きながら味方の技をアシストし、相手セコンドとの場外戦も演じた。最後は16分4秒、小波のアームロックに上谷がギブアップし、勝利。小波は「上谷は想像以上に成長していた。最後の技が決まっていたら負けていたかもしれない」と、ホッとした表情で話した。

小波は1月にベルトを失ってから約1年ぶりに頂点に返り咲いたが、前回奪われた相手は、別の選手とタッグを組んでいたプレストリーだった。「ビー(プレストリー)の助けがあったから勝つことができた」と新しい相棒に感謝し、プレストリーも「小波、ありがとう。大江戸隊、イチバン」と相方をたたえた。今年最後の試合で勝利し、21年に弾みを付けた。小波は「来年もいろんなタイトルを取って大暴れしたい」と躍進を誓った。