総合格闘技のRIZIN27大会(21日、愛知・日本ガイシホール)で、メインを戦う女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(38)が19日、オンラインでのインタビューに応じた。

「メインとしての仕事をしっかり果たしたい。女子選手でも魅せる試合ができることを見せられたら」と意気込んだ。女子格闘技界を引っ張る浜崎。「試合順は気にしていない」と言いながらも「男子に負けない試合をしたい。判定だと盛り上がらないので倒しにいきたい」とファンを満足させる内容にもこだわる。

初防衛戦の相手となる浅倉カンナ(23)とは、18年大みそかの大会で勝利して以来の対戦。2回、腕十字で浅倉のタップを奪い、初代王者に輝いた。今月11日は公式サイトで浅倉に対し「ハングリーさが違う」と挑発した。「自分も成長しているので(2年前と)差はそんなに変わってないと思う。レスリングベースで打撃もできるオールラウンダーだが、3回以内にKOを狙っていく」と自信をのぞかせた。

前日には勝者にハーレーダビッドソンのバイクが贈呈されることが決定。大型免許を持っており、現在も1台所持しているという浜崎は「昨日聞いてびっくりした。大きいのが欲しいと思っていたところだったので」と喜び、さらに「手に入れたら、ペットがいるのでサイドカーを付けて乗せるのもありかな」と笑顔を見せた。

榊原CEOが「女子格闘技界に向けたメッセージ」と期待する今試合。浜崎は「本当に強い人たちとやってきた自負がある。今まで勝ってきた人たちの分も背負ってメインで勝ちたい」と気合を入れた。女子格闘技界発展のため、ファンも自分たちも納得の試合を世界に届ける。