前ロウ女子王者アスカが王座奪回の好機を元盟友に邪魔された。

11日のレッスルマニア37大会第2日の防衛戦でリア・リプリーに敗れ、王座陥落したアスカは第3試合でダイレクトリマッチでの王座挑戦が決定すると気合十分。「今度は私の番。昨日のワシとちゃいまんねん! もう1度、ロウ女子王者になる」と意気込んでリングに立った。

「もう1度、アスカを倒すことができることを証明するだけだ」と王者としての風格をみせた新王者リプリーに対し、ミサイルキックやヒップアタックで猛攻を仕掛けた。ドロップキックやクローズライン(ラリアット)を浴びながらもアスカがアスカロックで絞めるなど大技の攻防を展開したが、場外戦に入ると、シャーロット・フレアーの介入に見舞われた。鉄製ステップにたたきつけられる襲撃を受けた。さらに防護壁にたたきつけられ、リプリーもビックブーツで沈められていた。

リプリー-アスカ戦前、先にフレアーはリングに立ち「(先に)私が王座挑戦を表明したのにアスカは返答せずにリアの挑戦を受諾した」と自らの新型コロナウイルス感染による欠場のことを触れずに一方的にアスカを批判。さらにリプリーに対して「私はチャンスを盗んだりしない。私が戦うべきだった王座戦を楽しむといい」などと皮肉交じりに横取りされたような主張を展開。5月16日に開催が発表されているPPV大会レッスルマニア・バックラッシュに向け、アスカ、リプリー、フレアーによる三つどもえの抗争が始まりそうな気配だった。