元UFC2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)が、ドクターストップによる1回終了TKO負けを喫した。

元UFCライト級暫定王者ジャスティン・ポワリエ(32=米国)と3度目対決となるライト級5分5回に臨み、自らバックステップした際、左足首をひねって後方へと転倒。骨折の疑いで試合が止められた。

普段は左構えのマクレガーは右にもスイッチ。1回途中に三角絞めに失敗し、上からポワリエのひじ連打を顔面に浴びた。ダメージが残り、左耳から出血しながら立ち上がった後の打撃戦でバックステップ中、左足首を強くひねって尻もちをついた。マクレガーは「距離を詰めて戦っていたのに。まだこの試合は終わっていない。終わらせない。こんなことになると思わなかった」と本人も想定外の決着に悔しそうな表情を浮かべた。

マクレガーは、ドクターストップ決着に不満を充満させた。勝利者インタビューでポワリエから「(ロー)キックした時に(マクレガーの左)足にひびがはいったのでは。その後に骨折したんだ」と言われ、「そんなことがあるわけがないだろ。悔しかったら殴り返してみろ。この勝利を盗んでいって、めめしい男だ」とマクレガーらしい負けん気の強さもみせた。

14年9月のUFC178大会でポワリエとの初対決に臨んだマクレガーは1回TKO勝ちしていたものの、今年1月のUFC257大会の6年ぶり再戦でカーフキックを浴びて動きを止められ、2回KO負けを喫していた。これでポワリエ戦2連敗となった。