人気キックボクサーでKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者のぱんちゃん璃奈(27=STRUGGLE)が次戦に防衛戦を希望した。

18日、東京・後楽園ホールで開催されたKNOCK OUT2021 vol3大会で、現ミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム/PRIMA GOLD)とKNOCK OUT-BLACK女子48・4キロ契約体重3分3回で対戦し2-0の判定勝利。一夜明けた19日、都内で会見し「46キロ(アトム級)の防衛戦をしていないので、候補を4人ぐらい出しています。防衛戦がしたいです」と望んだ。

デビューから11連勝を飾り、さらに他団体の王者との対戦も視野に入れている。KNOCK OUTの舞台だけではなく、他団体に出撃することでマッチメークの可能性は広がる。KNOCK OUTの宮田充プロデューサーは「ぱんちゃんは試合で成長し、進化している。KNOCK OUTのリングでなくとも(他団体に)乗り込んでいってもいい。強い相手と対戦するために出撃するのもありかなと思う。(STRUGGLE)鈴木会長と話していきたい」と前向きな姿勢を示した。

sasoriとの王者対決をあらためて振り返ったぱんちゃんは「素直にほっとしているのが1番。3回は気持ちだけで勝てた。実力的にはsasori選手が強いと思っていますが、負けられない理由があったので最後まで勝つことだけしか考えていなかったので、取りにいけたと思う。いろいろ課題はありますが、ほめられる試合だったと思います。僅差でもうれしいです」と自ら及第点を出した。

次戦以降も防衛戦、他団体への出撃の可能性など、話題が多くなりそうなぱんちゃんは「たくさん注目していただいて、応援していただいている方々に(勝利を)報告したいために、めちゃめちゃ気持ち強く頑張れた。必ず他の選手と違う舞台を見せたいと思っています。期待してください」と締めくくった。