ボクシングWBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(31=フィリピン)が8月14日(日本時間15日)、米カーソンでWBA世界同級王者でWBO同級4位のギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)との4度目の防衛戦を控え、9日(日本時間10日)に米カリフォルニア州で練習公開した。

WBAスーパー、WBO世界同級王者井上尚弥(大橋)の対抗王者となるカシメロは「リゴンドー戦を簡単な戦いにすることができると分かっている。彼にはエキサイティングなファイターになってほしい。誰が最高なのかを証明する戦いになる」と自信たっぷり。同じプロモーション傘下にあるWBA世界ウエルター級休養王者マニー・パッキャオ(フィリピン)と一緒にトレーニングを積んでおり「マニーは私のアイドル。毎日、どのように練習しているのかをチェックできるのは素晴らしいこと。私のさまざまな面から助けてくれるが、もっとも大切なのは彼の仕事をみられることが大きい」と感謝した。

リゴンドー撃破の先には、WBC世界同級王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)との統一戦も見据えている。「私は強く、どんな相手にも勝てることを示したい。勝てばバンタム級最強ではないが、王者としての地位を確固たるものにできる。勝って、怖がっているドネアを追い掛ける」と気合十分。14日の試合会場は自身が19年4月に同暫定王座を獲得したリングでもあるため「あの場所で再び素晴らしいパフォーマンスで王座防衛を披露することは非常に特別だ」と口にしていた。