ボクシング4階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス(31=メキシコ)が、史上7人目の4団体統一を狙う。WBAスーパー、WBC、WBO世界スーパーミドル級王者として、11月6日に米ラスベガスでIBF世界同級王者カレブ・プラント(29=米国)との統一戦に臨む。アルバレスが19日にSNSを通じて、契約に合意したと発表した。

当初は9月開催の予定が契約に至らず、ライトヘビー級王座戦も模索したが、念願の統一戦にこぎ着けた。アルバレスは「行方不明のベルトを取りにいく」とコメントした。

スーパーウエルター級では3団体の王座を獲得し、ミドル級では3団体統一に成功している。5月にはWBA、WBC世界スーパーミドル級王者として、WBO世界同級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(31=英国)と対戦。8回TKOで3団体統一に成功していた。

米メディアによると、アルバレスは4000万ドル(約44億円)プラスアルファが保証されているという。プラントは1000万ドル(約11億円)で、1月に判定勝ちで3度目の防衛に成功している。技巧派で戦績は21戦全勝(12KO)。アルバレスは56勝(38KO)1敗2分。