日本プロレスでアントニオ猪木、ジャイアント馬場と対戦したカナダ人プロレスラーで有名なベルト職人のレジー・パークスさんが7日(日本時間8日)に死去した。

米レスラー中心のOB団体カリフラワー・アレイ・クラブが同日、発表した。87歳だった。死因は明らかにされていない。数週間前に米ラスベガスのカリフラワー・アレイ・クラブの会合に出席していたという。

米レスリングデータによると、パークスさんは70年7月に日本プロレスで初来日。猪木とのシングル戦、ムース・ジョーラックやブルート・バーナードと組み、猪木、馬場組とも対戦していた。米国では61年にエンリケ・トーレスと組み、NWA世界タッグ王座を獲得した。

また80~90年代には格闘技のベルト製作の職人としても活躍。ボクシングやUFCをはじめ、多くのプロレスのベルトも担当。イーグルデザインが象徴的だったWWF(現WWE)世界ヘビー級王座ベルトもパークスさんが製作した。同ベルトは88年2月~98年3月まで使用され、ハルク・ホーガン、ランディ・サベージからショーン・マイケルズ、スティーブ・オースティンらが腰に巻いた。