ボクシングIBF世界スーパーバンタム級10位勅使河原弘晶(31=三迫)が世界挑戦に王手をかける一戦に臨む。

11日(日本時間12日)、米カーソンで同級9位の元WBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(29=フィリピン)とIBF世界同級挑戦者決定戦を控え、10日(同11日)には同地で前日計量(リミット55・3キロ)に出席。両者ともに55・1キロでクリアした。

自らの公式インスタグラムで「計量パス。明日はアメリカで暴れます」などと意気込みをつづった勅使河原は出発前、前所属先の会長となる元WBA、WBC世界スーパーウエルター級輪島功一氏らによる寄せ書きの激励色紙を受け取ったという。東洋太平洋王座、WBOアジア・パシフィック王座を獲得し、世界を狙えるまでに育成してくれた輪島氏から「練習は根性、試合は勇気」との信条が書かれた直筆メッセージを受け取った。

勅使河原は「勝って輪島さんに良い報告をしたい。輪島さんと出会って人生が変わった。早く世界ベルトを見てほしいので」と気合を入れ直していた。