バンダム級トーナメント(T)準決勝で扇久保博正(34=パラエストラ松戸)が井上直樹(24=セラ・ロンゴ・ファイトチーム)を3-0の判定で退けて、決勝に駒を進めた。

1回は打撃戦で劣勢だったが、2回から風向きが変わった。寝技の攻防でペースを握り、しつこく背後に回って優位な体勢に持ち込んだ。相手の井上はプロ通算戦績は17戦15勝2敗で、日本人史上最年少の19歳で世界最高峰の格闘技団体UFC(米国)と契約をした経験を持つ実力者。10歳年下の井上に意地を見せつけた。

この日の大トリとなる決勝では、朝倉海(28=トライフォース赤坂)と激突する。昨年8月のRIZIN23で対戦し、1回終盤にサッカーボールキックを受けてKO負け。決勝で雪辱を期す。