元世界3階級制覇王者で「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(35)が手がける興行の前日計量と会見が13日、大阪市内で行われた。14日にエディオンアリーナ大阪のメインアリーナで開催される。

注目の1人が08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの石井慧(35)。クロアチアでボクシングライセンスを取得し、「サトシ・イシイ」として日本でデビューすることになった。高山秀峰(スパイダー根本)とのヘビー級4回戦。計量はイシイが110・0キロ、高山は100・5キロだった。

「オリンピックスポーツであるボクシングに挑戦したいと思い、亀田さんに話して試合をさせてもらえることになりました」

クロアチアでは元K-1王者のミルコ・クロコップに師事し、技術を磨いてきたという。ただ、「正直、ボクシングでは世界王者にはなれないと思っている」とも明かす。

今後の目標には、今回プロ2戦目で日韓ヘビー級タイトルに挑み、日本選手初の世界ヘビー級王者を目指す但馬ミツロの「踏み台に使ってもらいたい」と話した。

6月に総合格闘技の試合に出場後、ロシアで6週間のボクシング合宿を積んできたという。「挑戦することで、いい経験になると思っている」と語った。

○…興行終了後、JBC管轄外で行われる格闘家の皇治とプロボクサー・ヒロキングは会見で一触即発。ヒロキングが「“はんぺん”呼ばわりされて、皇治のあおり方は好きやない。しっかり見せつけてやる」と言えば、皇治は「ようやく盛り上げてきたね。はい、終わりました」と上から目線でマウントをとった。興奮したヒロキングがつかみかかろうとした場面もあったが周囲に制止された。