帝国の支配者グレート・O・カーンが、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座取りを宣言した。

第4試合の6人タッグマッチで「ユナイテッド・エンパイア」のヘナーレ、コブと組み、外道、オーエンズ、ファレ組と対戦。7分58秒、味方のヘナーレが、外道からアルティマ(フルネルソン)でタップアウトを奪い勝利を飾ると、マイクをにぎり「次ここを支配するときは、GHCヘビー級王座を持ってきてやる!」と高々と宣言した。

翌3日のノア大阪大会(エディオンアリーナ大阪)で、来春まででの引退を表明している武藤敬司が代理人を務めるグレート・ムタとタッグを組む。その6人タッグマッチで対戦するノアのGHCヘビー級王者・拳王からは、1日の記者会見を通して「この王座に挑戦してもいいんだぞ?」などと挑発されていた。

この日のバックステージでは、笑いが止まらなかったO・カーン。「頭がおかしい」などと、O・カーンに強烈な対抗心を示した拳王とは、対照的な態度を取った。「余と組めば話題になる。G1覇者より世界ヘビー級王者よりも余の価値は上なんだよ」と高笑いを上げ、「GHCヘビー級王座を取ってやる」と受けて立つ構えを示していた。