元世界3階級制覇王者で「3150FIGHT」を手がける亀田興毅ファウンダー(36)による挑戦的興行「SURVIVAL」の後半「vol.3」のメインは王者但馬ミツロ(28=KWORLD3)が、挑戦者ナタポン・プランピマーイ(29=タイ)を34秒KOで秒殺した。

試合開始のゴングと同時にラッシュをかけ、右ストレートでダウン。「手応えはなかったけど(相手の)瞳孔がガッツリ開いていたんで」と快勝劇を振り返った。

来年1月6日にエディオンアリーナ大阪で行われる「3150FIGHT」への出場が決まっていた中、興毅氏に今回の出場を直訴した。「テーマは1ラウンド決着とノーダメージ。1月6日の試合が決まっている中でけがをすれば迷惑をかけてしまう」とまさに狙い通りだった。

これで3戦3勝もすべて1回で決着をつけた。興毅氏は「とにかくキャリアを積むこと。逸材だが、つぶそうと思えば簡単につぶせる。だからキャリアが大事。来年は最低でも6試合。海外でも試合をさせる」と明言。来春に予定するアジア進出第1弾、タイでも試合をさせるプランだ。

但馬は興毅氏の計画を「大変ありがたい」と話し、将来的に米国進出の夢を語った。「最後は米国に挑戦したい。30歳代前半に移住して、拠点を持って日本で試合をするというのが理想。それを可能にするためにも実績を積まないといけない」。世界を見据えた壮大な夢へ、年明けから本格的に動きだす。

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