女子プロレス団体「スターダム」の人気レスラーひめか(25)が10日、電撃引退を発表した。

スターダムがYouTubeで緊急会見を開いた。引退試合は4月23日の横浜アリーナ大会、引退セレモニーは5月14日の東京・後楽園ホール大会で行われる。

ひめかは引退の理由を「20歳でデビューした時に5年たって納得のいく立場にいたら引退しようと決めていた」と、かねて決めていたことだと説明。「5年を振り返ったら今の自分が一番輝いているから悔いはない。王者の姿は想像できなくて、良き挑戦者の立ち位置が自分の限界だと思った。体と心がボロボロになる前に、健康なうちに違う人生を歩もうと決断した」なと明かした。

ひめかは16年からスルースキルズ4期生としてアイドル活動をし、全日本プロレス応援大使に就任。秋山準に師事し、18年にプロレスデビュー。有田ひめかのリングネームでアクトレスガールズBiginningのメンバーとなり、さまざまな団体で活動。SEAdLINNNGに出場し、タッグ王座を獲得したが、20年3月に退団。同6月にジュリア率いる「ドンナ・デル・モンド」の新メンバーとして電撃参戦。スターダム随一の長身と若さを売りに、将来有望なパワーファイターとして期待されていた。