“キングオブアウトサイダー”こと啓之輔は、不完全燃焼に終わった。

セミファイナルとなった第32試合のウエルター級(74キロ以下)ワンマッチで、メインに出場する元K-1王者・安保瑠輝也の愛弟子ジョリーと対戦。判定2-0で延長戦に突入も、手数で下回り、延長判定4-1で逆転負けを喫した。オーソドックスとサウスポーにスイッチしながら、強力な膝蹴りで打開を狙ったが有効打は少なかった。試合後は苦笑いを浮かべるなど、不服そうな様子だった。

啓之輔は、昨年11月の第6回大会で“エース”飯田将成から逆転のTKO勝利。「今年いっぱいで戦わない。最後は安保でも朝倉でもいい」と過去に敗れている人気格闘家の名前を挙げて、勇退をほのめかしていたが、対戦実現から後退しする形となってしまった。