元年俸120円Jリーガーで20年末から格闘家に転向した安彦考真(45=Executive Fight 武士道)が通訳、格闘家の“二刀流”としての顔を見せた。

RISE年間最大のビッグマッチELDORADO(26日、東京・有明アリーナ)の前日計量が25日、都内で行われ、安彦は一発クリア。直後の記者会見では、ブラジル人のフェレイラの通訳もこなした。流ちょうなポルトガル語を披露したが、他の韓国、スペイン、フランスの選手は専属の通訳がいたことを踏まえて「通訳との二刀流…。他の選手には通訳がいるので、人使いは荒いなと思いますけど、今はやりの(二刀流)ということで」と苦笑いを浮かべた。

68キロ契約3分3R(延長1R)で、第4代DEEP☆KICK63キロ以下級王者のKENTA(30=HAYATO GYM、RISEライト級7位)と対戦する。「貴重な機会、ビッグマッチを組んでもらった。恐怖とワクワク入り交じってる。情けない姿は見せられない。最高級のリスペクトを持って、全力で挑んで、思いっきりぶつかっていきたい」と引き締まった表情を見せた。「生物として戦えるかどうか。馬ともトレーニングしたし、羊を追いかけたり…。人間の生物が持ってる強さを、とにかく記憶に残る試合にしたい」と安彦考真をぶつけていく。

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