新日本次世代エース候補の26歳の海野翔太が、若さとスピードで、デビュー20年を超える45歳の試合巧者全日本のアジアタッグ王者ヨシ・タツを撃破した。
今大会唯一のシングルマッチは、ゴング前からヨシ・タツがラフなエルボーで先制攻撃を仕掛けた。海野をコーナーに押しつけて勢いをつけたストンピングを連発した。
しかし、海野はダイビングエルボーで反撃を開始すると、フィッシャーマンズ・スープレックスからカバー。カウント2で返されたが、豊富なキャリアを誇るベテランとの対戦にも、気後れはまったくなかった。
ヨシタツも回し蹴り3連発。さらにダイビングエルボーをかわしてのスイングを加えたDDTと、現役のアジアタッグ王者としての意地を見せる。さらにエルボーの打ち合いから、ヨシタツ幻想につないでカバーに入る。
カウント2で返した海野はエルボーからスクリューフェイスバスター、そして最後はデスライダーを決めて、ヨシタツを撃破した。 勝利を決めるとすぐにリングを下りて観客席を練り歩いてみせた海野は「次にいつALL TOGETHERがあるかわからないが、そのときはメインイベントでプロレスの力を世界中に届けたい。プロレスは元気をもらえるでしょう。やってるオレがプロレスから元気もらっているから」とコメントした。