プロボクシングWBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者佐々木尽(21=八王子中屋)が、大橋ジム主催でNTTドコモ提供の映像配信サービスLemino(レミノ)によって展開される「Lemino BOXING」のサポート選手になったと14日、発表された。海外合宿など選手活動、興行への出場などを支援してもらうもので、大橋ジム以外の選手では第1号となる。同日には東京・八王子の所属ジムで発表会見に臨んだ。

佐々木とともに会見に同席した大橋ジムの大橋秀行会長(58)はサポート選手の興行出場に関して「縛りはない。この興行だけに出ないといけないというものはない。選手ファーストです」と強調。試合トランクスなどに「Lemino BOXING」のロゴなどを付ける必要もないという。従来のスポンサー契約とは違うサポートになっている。

佐々木のサポート指定に関しては3月から具体的な話が進み、4月下旬にはサポート指定として契約に至った。大橋会長は「ウエルター級の選手層は世界的に厚く魅力がある階級。佐々木尽選手は世界に行けそうな雰囲気を持っているので、私から推薦させていただきました」と説明。Lemino BOXINGのサポート指定後、佐々木の初試合は7月8日、東京・八王子エスフォルタアリーナで臨むWBOアジア・パシフィック同級6位星大翔(25=角海老宝石)との2度目防衛戦となる。この興行に関してはU-NEXTで配信される予定だ。

また大橋会長は今後、大橋ジム以外でのLemino BOXINGサポート指定選手についても言及。「具体的には進んでいないが、考えています」と佐々木に続く、第2号、第3号のサポート指定選手が誕生する可能性を口にした。