2021年東京オリンピック(五輪)ボクシング男子ミドル級日本代表の森脇唯人(29=ワールドスポーツ)が、プロ3戦目で王座を獲得した。
昨年12月に負傷引き分けに終わった東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・スーパーミドル級王者ユン・ドクノ(30=韓国)に再挑戦。中盤からの打ち合いを制して、2-1の判定で勝利を収めた。
森脇は勝って浮かない顔だった。「手元にベルトがあることに関しては良かったと思うが、自分でもまだまだ」。スピードに乗った左ジャブを武器に上々のスタートも、4回から相手の土俵の打ち合いに最後まで付き合った。「相手がつめてきてもしっかり対応する作戦だったが、まあうまくいかない日もあります」と苦笑いを浮かべた。目標は日本人世界王者が誕生していないスーパーミドル級での世界王座。「やりにくい選手と長いラウンドを戦い抜けたのはいい経験。しっかり立て直してまた頑張りたい」。森脇は思わぬ苦戦を今後の成長の良薬にする決意だった。

