4月29日に東京・有明アリーナで行われた「ONE SAMURAI 1」で宿敵ロッタン・ジットムアンノン(タイ)に5回TKO勝ちし、ONEフライ級キックボクシング暫定世界王座を獲得した“ナチュラルボーン・クラッシャー”武尊(34=team VASILEUS)が1日、都内で引退会見を行った。

試合の時にアドレナリンが出過ぎて、いまだによく眠れていないという武尊は「つらいことばっかりって言ったらちょっとあれですけど、だいぶたくさんあったなって思うんですけど。なんか本当に最後にこういう形で終われて、なんか今までつらかったことも全部チャラになったっていうか。このためにあったんだなっていう。幸せを感じるときってたぶん、ずっと幸せだったら幸せって薄まっちゃうと思うんですけど、でもつらいことがあったから、最後の試合こうやって勝てて。喜びとか幸せがものすごいあるんで。今日のために今まで苦しかった日々はあったんだなって思ったら、その日々すらもいとおしいっていうか。その日々にも感謝したいなって…ちょっと待ってください」と話して、喜びの涙を流した。

そして一拍間を置いてから「報われすぎなんじゃないかってくらい、今日までやってきてよかったなって思いました」と心からの笑顔を見せた。