「K-1番長」ジェロム・レバンナ(38=フランス)が7日、GENOME16(10日、東京ドームシティホール)で行われるIGFベルト争奪トーナメント準決勝に向けて、国内で本格的な調整を開始した。都内のアントニオ猪木道場で報道陣に練習を公開。練習パートナーのミットをはじき飛ばすパンチ、キックを次々と繰り出し、好調ぶりを披露した。

 オランダ・アムステルダムのチャクリキジムを拠点に練習を重ね、レスリング選手とのスパーリングでグラウンドの技術力アップにも努めているレバンナ。異種格闘技戦となるトーナメント準決勝では、00年K-1

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 GP準優勝のレイ・セフォー-エリック・ハマーの勝者と対戦する。レバンナは「コンディションはいい感じだ。試合までには100%になる」と気合十分。セフォーが勝ち上がればK-1ファイター同士の対決となるが「グラウンドで勝負したい」と自信を口にした。

 さらに、レバンナは今後の去就について、K-1を主催するFEGの谷川貞治代表を痛烈批判。ファイトマネーの未払いを理由に「谷川さんが(興行を)やる以上、K-1には出ない」と断言した。