1年間のライセンス停止中の亀田大毅(19=亀田)が、復帰戦(11月6日、東京・後楽園ホール)で試合後の歌を自粛する。9日、都内で亀田ジムの設立記念パーティーが行われ、亀田ジムの五十嵐会長が大毅の復帰戦日程発表とともに「(復帰戦は)ボクシングを見せることに専念します。歌は予定していません」と断言。試合後の恒例行事となっていた自慢の歌を歌わないことを明かした。昨年10月11日の内藤大助戦で、レスリング行為などの反則で処分を受けてから1年。社会を揺るがした反則騒動で、周囲の目はいまだ厳しいことにも配慮した。

 この日、大毅はWBA世界フライ級1位の長男興毅とともに、久しぶりに公の場に出た。髪形はアフロヘアだったが、表情や態度は、かつてないほど殊勝だった。「(復帰戦まで)1日1日、無駄にせず、練習するだけです」と、一生懸命に敬語を使って、改心をアピールしていた。