十両優勝は大奄美、11勝4敗。

 本割で1差で追う朝乃山を寄り切り、4敗で並んだ豊山を加えた優勝決定ともえ戦に。最初に豊山を、続いて朝乃山を下手投げで破り初の各段優勝。幕下付け出しデビューから4勝3敗を繰り返したが「自信になる。これで奄美を知ってもらえたら」と出身地のアピールも忘れなかった。

 ◆大奄美(だいあまみ、24=追手風)本名・坂元元規。鹿児島県龍郷町出身。16年初場所初土俵。185センチ、181キロ。得意は右四つ、寄り。

 序二段優勝は炎鵬、7戦全勝。

 全勝同士による決定戦で元幕内舛乃山(千賀ノ浦)を下手投げで破る。体重差82キロも内弟子として白鵬に鍛えられた稽古が実り業師ぶりを発揮。「今場所は我慢出来た」。序ノ口に続く連続Vで小兵旋風を締める。

 ◆炎鵬(えんほう、22=宮城野)本名・中村友哉。金沢市出身。17年春場所初土俵。169センチ、95キロ。左四つ、下手投げ。