大関豪栄道(31=境川)が小結玉鷲を寄り切り、7勝1敗。トップタイで中日を折り返した。昨年11月の九州場所から3月春場所の不戦敗を含めて4連敗中の相手を力強い立ち合いからもろ差しにし、一連の流れで土俵外へ運んだ。

 今場所最速とも言える取り口を「あまり無理に一気にならないよう気をつけた」と振り返る。イメージ通りの内容に満足そうだ。7連勝は全勝で初の賜杯を手にした昨年9月秋場所以来だが、気の緩みは一切ない。「まだ7日ある。場所は15日トータルですから。また明日から一番一番を大事にとっていきたい」と表情を引き締めた。