大相撲の大関高安(27=田子ノ浦)は5日、九州場所(12日初日、福岡国際センター)に向けて、福岡・大野城市の部屋で稽古を行った。若い衆に胸を出すなど軽めの調整。

 先場所は右太もも肉離れで途中休場していただけに「本当は、もっとやりたいけど」と、横綱稀勢の里が出稽古で不在だったことに加え、6日からは二所ノ関一門の連合稽古が控えるいうこともあり、無理はしなかった。

 それでも九州入り後、連日、稀勢の里と三番稽古を重ね「最初はどこまでできるかという感じで始めたけど、1つ1つ(不安を)クリアしている。土俵際も残せている」と、手応えをつかんでいる様子だ。連合稽古に向けては「立ち合いからの流れを集中してやりたい。踏み込みのある立ち合いを心がけて、たくさん内容のある稽古をできれば」と、テーマを掲げていた。