日本相撲協会は24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付を発表し、貴源治(22=千賀ノ浦)が西前頭10枚目に昇進して新入幕を果たした。

中学時代はバスケットボールに打ち込み、米プロバスケットボールNBAのドラフトでウィザーズから日本人初の1巡目指名(全体9位)を受けた八村塁(21=ゴンザガ大)とは、双子の兄、十両貴ノ富士とともに対戦経験がある。

八村について貴源治は「(初めて会ったのは)中2の合宿。ポジションが同じで、中学で自分がライバルだと思える選手はいなかったけど、その時、八村選手がそうなるんじゃないかと感じた。でも(高校で)バスケを続けていたら(自分は)挫折していたかもしれない(笑い)。結果的に人生の選択は間違っていなかった。それぞれの道で極めたい」と話した。

東十両2枚目だった5月の夏場所で13勝2敗の成績を残し、満を持して幕内に挑戦する。千賀ノ浦部屋からの新入幕は昨年秋場所の隆の勝以来で、栃木県からは02年夏場所の北勝力以来、戦後4人目となった。