西前頭13枚目の琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)が、日本相撲協会に「左膝(しつ)内障により7月場所の休場を要する」との診断書を提出して休場した。7日目を終えて4勝3敗と白星先行だった。

報道陣の電話取材に応じた師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「昨日の取組で膝から落ちた時にひねる感じになった」と、魁聖戦で負傷したことを明かした。この日朝には膝が曲がらず「そんきょが出来ないなら休め」と伝えたといい、休場を決めた。

明日にも精密検査を受けなおすといい「本人は途中から出られるなら出たいと言っている」と再出場の可能性を示唆した。琴ノ若の休場は初めてで「先代が言っていた『ケガは稽古で治せ』をこれからやっていけと言った。ケガするのは筋力が足りない証拠だ、と言った」などと声を掛けたという。ここまでの相撲内容については「本人の頑張りたい気持ちが相撲に出ている。勝ちたい気持ちが出ていた」と評価した。