勝負審判が、取組の合間にトイレに行くという珍しい場面があった。幕内後半の隆の勝-御嶽海戦後、審判を務めていた二子山親方(元大関雅山)が席を立った。白房下が不在となり、NHK大相撲中継でアナウンサーが「お手洗いにいかれたようです」とリポートした。

二子山親方は、次の取組の正代-遠藤戦が始まる前に復帰。時間前に立ち合うことがなかったため、進行には影響しなかった。

打ち出し後、電話取材に応じた伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士)は「腹痛を訴えていた。無理して座っていたらしい。差し込むような痛みで、どうしても我慢できずにトイレにいった」と説明した。体調不良は打ち出し後に知ったという。二子山親方の様子について「顔色も悪く、汗も出ていた」と明かした。