右肩を痛め3日目から休場した大関朝乃山(26=高砂)について、協会トップの八角理事長(57=元横綱北勝海)が来場所復帰に向け、奮起の言葉を送った。

よもやの休場を同理事長も「きのう(2日目)も負けはしたけど元気だったから、まさか初日にケガをしていたとは思わなかった」と驚きを持って一報を耳にしたようだ。負傷したのが右肩付近とあり「右は差して行く方だから心配」と、右四つ力士の休場を残念がった。

今後については「よく治して来場所を目指してほしい。(負傷が)足腰だったら来場所も厳しいかもしれないけど、上半身だから(療養期間中も)足は鍛えられる」と話し、さらに「痛みをきっちり治してほしい。体調さえ上がれば問題ないだろう」と万全の状態で来場所、復帰することを求めた。

朝乃山にとって初土俵以来、初めての休場。心理面も察した同理事長は「これも1つの経験と思って頑張ろうと思うことが大事。これも相撲人生。この先も、いろいろあるだろうけど何でも修行ですよ」と話した。