3場所連続休場中の横綱鶴竜(35=陸奥)が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われている合同稽古に3日連続で参加した。

相撲を取る稽古は、この日も回避。基礎運動後、土俵に入り平幕の霧馬山と阿武咲に胸を出し土俵中央から押させる稽古を行った。15分ほどで終えると、その約1時間後、横綱白鵬に声をかけられ、ぶつかり稽古で胸を出し終了した。

体の状態は「5割ぐらい」と言い「まあ焦らず、着実にやっていけたらいいと思う」と話した。部屋では感じることの出来ない、目で他の関取衆の動きを追うだけでも「すごくいいと思う」。合同稽古は残り3日。翌21日から相撲を取る稽古を行うかについては「もうちょっと人数が多いかなと思ったんだけど、この人数ではね。今の自分には、ちょっと難しいかなと思います」と実戦の形での稽古は回避する見通し。今年3月の春場所以来の皆勤を目指す来年の大相撲初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)まで、ちょうど残り3週間。手探りの状態が続きそうだ。