唯一、全勝だった平幕の妙義龍に土が付いた。

大関復帰を狙う関脇照ノ富士は、連敗は許さずに5勝目。大関昇進の目安「三役で3場所33勝」まで、残り4勝と迫った。

大関貴景勝は、前日の負けを引きずらず4勝目。かど番脱出まで、残り4勝と迫った。

大関正代は、明生に敗れて4敗目を喫した。


6日目の取組模様を写真で振り返ります。


大相撲春場所 全取組詳細



豊山送り倒し英乃海

☆英乃海「今場所の豊山関の相撲を何番か見ていて、いなしを食ってたんでやってみようかなと。崩せるかなと思ってやりました。」

英乃海(上)は豊山を送り倒しで破る(撮影・柴田隆二)
英乃海(上)は豊山を送り倒しで破る(撮影・柴田隆二)

照強寄り切り剣翔

☆剣翔「負けがこんでいたんで流れを変えようと変化したら足が滑ってびっくりしました。(取り直しは)最初の変化があるんで、相手は思いきり当たってこないだろうと。勝手に思ったけど作戦通りでしたね。」

剣翔(左)と照強の一番は剣翔に軍配が上がるも物言いがつく(撮影・小沢裕)
剣翔(左)と照強の一番は剣翔に軍配が上がるも物言いがつく(撮影・小沢裕)
剣翔と照強の取り組みを協議する審判団(撮影・柴田隆二)
剣翔と照強の取り組みを協議する審判団(撮影・柴田隆二)

明瀬山送り出し魁聖
明瀬山(右)は魁聖を送り出しで破る(撮影・柴田隆二)
明瀬山(右)は魁聖を送り出しで破る(撮影・柴田隆二)

千代大龍押し出し豊昇龍

☆千代翔馬「内容悪いですね、今日。勝ってよかった。(ここまでの相撲)半々ですね。いい相撲、悪い相撲。」

☆豊昇龍(千代大龍に)前回やったときはたかれたんで、詰めて前に出ようと。思った通りの相撲がとれた。今日、自分の相撲がよくとれた。次につなげていきたい。」

豊昇龍(右)は千代大龍を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
豊昇龍(右)は千代大龍を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

琴ノ若押し倒し翠富士

☆琴ノ若「しっかり対応できたと思います。そこ(翠富士の肩すかし)ばかり意識しても攻められるので、先に攻めるつもりでいきました。」

琴ノ若は翠富士(右)を押し倒しで破る。左は行司の式守勘太夫(撮影・小沢裕)
琴ノ若は翠富士(右)を押し倒しで破る。左は行司の式守勘太夫(撮影・小沢裕)

栃ノ心送り出し翔猿

☆翔猿「どんどん攻めていったんでよかったと思う。(前日まで2日連続1分超の相撲)疲れたけど勝ったんで。負けていたらやばかったッス。」

翔猿(右)は栃ノ心を送り出しで破る(撮影・柴田隆二)
翔猿(右)は栃ノ心を送り出しで破る(撮影・柴田隆二)

遠藤寄り切り隠岐の海
隠岐の海(上)は遠藤を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)
隠岐の海(上)は遠藤を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

北勝富士押し出し妙義龍

☆北勝富士「辛抱強くできて良かった。相手(妙義龍)が全勝とかは意識しなかった。」

★妙義龍「勝負決めきれんかっただけですね。攻めきれんかった。また明日から、ハイ。」

北勝富士(右)は押し出しで妙義龍を破る(撮影・小沢裕)
北勝富士(右)は押し出しで妙義龍を破る(撮影・小沢裕)
妙義龍は北勝富士に押し出しで敗れる(撮影・柴田隆二)
妙義龍は北勝富士に押し出しで敗れる(撮影・柴田隆二)

高安上手出し投げ御嶽海

☆高安「いい位置でまわし取れました。引かないこと、それだけ考えて我慢しようと思った。(優勝への意識は)とりあえず勝ち越してから、一番一番重ねていきます。」

★御嶽海(高安に)ここ最近勝ってなかったんで立ち合いも工夫していったけど、腰が高かったのがダメでしたね。膝を曲げて余裕持ってとりたかった。」

高安(左)は上手出し投げで御嶽海を破る(撮影・小沢裕)
高安(左)は上手出し投げで御嶽海を破る(撮影・小沢裕)
高安に敗れた御嶽海は土俵下まで転がった(撮影・柴田隆二)
高安に敗れた御嶽海は土俵下まで転がった(撮影・柴田隆二)

宝富士押し倒し大栄翔

☆宝富士(土俵際は)あまり見えていなかったが、相手の体の方が下になっていたので、物言いがつくと思ったけど、大丈夫かな、自分が勝ったんじゃないかと思った。」

宝富士(左)は大栄翔を押し倒しで破る(撮影・柴田隆二)
宝富士(左)は大栄翔を押し倒しで破る(撮影・柴田隆二)

照ノ富士吊り出し霧馬山
照ノ富士(上)は霧馬山を吊り出しで破る(撮影・柴田隆二)
照ノ富士(上)は霧馬山を吊り出しで破る(撮影・柴田隆二)

阿武咲寄り切り隆の勝

☆隆の勝(阿武咲は)立ち合い速いんで、立ち合い負けしないように。先場所も押し込まれて負けたんで。(1敗を守り)思い切っていこうと思ってやっている。先場所よりは落ち着いてとれている。」

隆の勝(左)は阿武咲を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)
隆の勝(左)は阿武咲を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

若隆景寄り切り朝乃山

☆朝乃山「しっかり当たって前に出られたと思う。(初日から)3日間はふがいない相撲。切り替えて自分の相撲をとれるようになった。」

朝乃山(左)は若隆景を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)
朝乃山(左)は若隆景を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

正代寄り切り明生

★正代「ちょっと土俵際良くない。そこ(巻き替えられた場面)もあるけど、その前に土俵際まで攻めたところ。体を入れ替えられた。ちょっと納得いく立ち合いができていない。土俵際の詰めですかね、力強く寄り切れるようにしたい。」

☆明生「我慢して頭をつけられたんで。無意識に巻きかえたり、動けたのでよかった。」

正代(上)は明生に寄り切りで敗れる(撮影・柴田隆二)
正代(上)は明生に寄り切りで敗れる(撮影・柴田隆二)
4敗目を喫しがっくりする正代(撮影・小沢裕)
4敗目を喫しがっくりする正代(撮影・小沢裕)

貴景勝押し出し志摩ノ海

☆貴景勝「今日は今日で集中した。1日1日の結果なので、また明日頑張ります。明日の相撲に集中することが後日につながる。オンとオフをしっかりしてやりたい。」

貴景勝(右)は志摩ノ海を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)
貴景勝(右)は志摩ノ海を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)
志摩ノ海(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・小沢裕)
志摩ノ海(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・小沢裕)