大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けた計4日間の合同稽古の最終日が両国国技館内の相撲教習所で行われ、来場所の幕内復帰を確実にしている十両石浦(31=宮城野)は関取衆との申し合いで計7番で4勝3敗だった。

前日21日の稽古中に左手首を痛め、稽古を外れる場面もあった。「手首を前から痛めていたけど、昨日はちょっとひどくなった」。この日は「番数は取れない」と計7番にとどめたが、計4日間の合同稽古を振り返って「体が最初は全然だめだったけど、感触はよかった」と振り返った。

先場所は東十両2枚目で9勝を挙げ、昨年秋場所以来の幕内復帰を確実としており「楽しい場所にしたい」と意気込む。175センチの自身と同じ小兵の翔猿や翠富士が活躍中。「みんなタイプも違う。自分も負けていられないですね。そのうち炎鵬と宇良もまた上がってくるでしょうし」と対抗意識を燃やした。