日本相撲協会は7日、理事会を開き、元前頭豊響(36=境川)の現役引退、年寄「山科」襲名を承認した。また、同日付で山科親方(元前頭佐田の富士)の年寄「出来山」襲名を承認した。

山口・下関市出身の豊響は、05年初場所で初土俵を踏み、07年初場所で新十両に昇進した。同年名古屋場所で新入幕。最高位は08年九州場所での東前頭2枚目で、敢闘賞は3個、金星1個を獲得した。

十両だった18年1月に不整脈を発症して初場所を全休し、翌春場所で幕下に陥落した。以降、関取復帰はかなわず、1月の初場所からは3場所連続で全休していた。