大相撲の大関正代(29=時津風)が22日、都内の部屋での朝稽古後に、報道陣の代表電話取材に応じた。この日は、十両豊山と10番ほど相撲を取ったという。「番付発表前は幕下相手とやって体を動かしていた」とこの日から名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて本格的に始動した。

名古屋入りに向けて、23日に新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるという。副作用など懸案事項があるが「どちらかというと、副作用というよりもコロナにかかった時の方が怖いと思っている。それに比べたら、副作用くらいの方がまだマシ。コロナにかかるくらいなら、とは思っちゃいますけどね」と持論を展開した。

2度目のかど番で迎えた5月の夏場所は、9勝を挙げて脱出した。かど番の重圧は相当なもので、名古屋場所の目標について「とりあえず、かど番にならなければいい」と口にするほどだった。「けががなければいいかなと思います」とマイペースで臨む。