東前頭7枚目の宇良(29=木瀬)が、初の技能賞を獲得も最後の相撲を白星で飾ることはできなかった。

千代丸の足を取りにいったところを狙われたように引かれて、上手投げを食らった。10勝に終わり、「最後は残念でしたね」と悔しそうに言った。

ただ、「技能賞はうれしいですね。(場所に入って)聞きました。自分はとれないものと思っていたのでビックリしました」。業師にとって大きな勲章は間違いない。

来場所は過去の最高位東前頭4枚目を更新することが濃厚となった。「自分がとりたいというより、上位になってくると思う。けがしないで過ごしたいですね」。両膝の大けがから序二段まで番付を落としてからの復活劇はまだまだ続く。