大相撲の木瀬部屋所属で、違法賭博関与の疑いがある平幕英乃海(32)と新十両の紫雷(しでん、30)が、調査を進める日本相撲協会コンプライアンス委員会に対し、賭博行為を認めたことが15日、関係者の話で分かった。

両力士は埼玉県内の違法賭博店に出入りし、賭博に関与した疑いがあるとして、埼玉県警から事情聴取を受けていた。捜査関係者によると、同県警が昨年9月に摘発した同県草加市の違法賭博店への出入りが確認されているという。現在開催中の初場所は、師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)の判断により、2人とも休場している。

不祥事などの調査を担当する同委員会による答申を受け、処分は27日の協会定例理事会で最終決定する見通しとなっている。